2021/03/18
経理人材の採用?経理のアウトソーシング?
コラム
当社が経理業務の効率化を進めていく上で大きなハードルとなっているのが、経理担当者の意識改革です。
長年培ってきた経理業務の常識を覆すのは本当に大変なことです。
経理担当者の中にはルーティンワークが崩されることによって自分の仕事がなくなってしまうのでは、と感じる方もいらっしゃるようです。
しかしよく考えてみると、営業担当者等の経費清算や請求書作成業務、店舗でのレジ入力、生産管理者の原価管理(棚卸管理)、各スタッフの給与計算等々、
これらの処理は経理担当者が処理する前に何かしら処理が行われています。
経理担当者がわざわざ振替伝票を作成しシステムに入力する。
このような二度手間となっている作業を経理業務から手放すこと、これこそがテレワークへの第一歩です。
経理業務をテレワークへ移行するための最大の課題は証票類のペーパレス化です。
経理業務の意識改革ができたとしても、
まだ紙による業務プロセスが存在する限り、なかなかテレワークを進めることはできません。
支払請求書や納品書は郵送で送られてきます。
こちらの開封や管理は自宅や社外では対応できない業務です。
そこで、これらの紙書類をできるだけメール等で添付送信していただくようにお願いしたり、
普段から紙の書類はスキャナーで保存する癖をつけるようにしておくと良いでしょう。
そして、電子化した証票類をわかりやすく管理することも重要となってきます。
どこに保存したのかわからなくなってしまったら意味がありません。
クラウド上のストレージフォルダ等でしっかり管理しましょう。
また領収書等に関しては経費精算ソフト等のクラウドシステムを利用することにより、
支払者が写真で保存し、クラウド上での申請承認もできますので原本を預かる必要もありません。
そして、電子帳簿保存法を活用することにより、
完全に領収書等の原本保存する必要がなくなり、さらに生産性をあげることができます。
経理業務における意識改革やペーパレス化が行われたあとに大事になるのが、新しい業務フローを作成し、業務をルール化することです。
新しいシステムを構築しても業務フローを変えなければ何も意味がありません。
業務の全体像を俯瞰してテレワークを行う上で最適な業務フローを作成することにより、テレワーク前よりも生産性をあげることができます。
承認申請のルールもより効率的となり、今までに無駄に使っていた時間をより有効に活用することができるようになります。
経理業務に関して言えば、経営判断に必要な管理帳票の作成等により時間を費やすことができるようになります。
また、営業職や技術職を兼ねている方はより本来の業務に専念することができ、生産性向上へとつながることができるのです。
経理業務をテレワークに移行し働き方を変えることは、企業の生産性をあげることに繋がります。
当社では、経理業務の働き方を変えることにより、事業の発展へと導くことをお手伝いをさせていただいております。
ご興味がある方はぜひご連絡ください。
曽田税務会計事務所
スーパーバイザー、税理士補助
石川達也
FP2級
大学を卒業後、曽田税務会計事務所に勤務。幼少からの夢であったペットサロンの経営という想いを生かし、ペット関連での専門的税理士を目指して、その関連の顧問先を増やしている。その他多くの企業経営者からも愛され、親しみやすさと誠実な対応で信頼があつい。
これだけは知っておいてほしい!
バックオフィス業務の改善に役立つ
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日々、多くの会社様より経理・労務を中心としたバックオフィス業務のご相談をいただいております。
こうした経験をもとに、バックオフィス業務の改善に役立てていける
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